入院患者のミッション~大部屋でも恥ずかしくないワザ
痔の手術後、入院患者の最大のミッションは、
ハイクオリティのウンチを出すこと!
これに尽きます。
ウンチの太さも柔らかさも、具体的に指定されます。
その良質なウンチを製造するため、食物繊維たっぷりの食事が提供されます。
そして毎日数回、ウンチのクオリティ、量、回数、痛みのレベル、水分摂取量を、
朝昼晩まわってくる看護師さんに、報告しなくてはなりません。
でも、私がいたのは5人の大部屋。
カーテンで遮られているとはいえ、声が筒抜けの病室で、
「今日はウンチ5回しました。
カタチをとどめているのが2回と、
下痢っぽいのが3回出ました。
量は、両手ですくえるくらい」。
とか、言えますか?
私にはムリムリ、そんなのハードルが高過ぎました。
松島病院では、入院初日にパンフレットをもらいます。
入院、手術、その後の経過や過ごし方、注意事項等についてとても分かりやすく書かれているものです。
そのパンフレットの最後のページに自己チェック表があります。
便の量&硬さ、痛みの強さが、それぞれレベル分けされ、どのように書き込めばいいか分かるようになっており、そのレベルと自分のウンチや痛みの状態を照らし合わせ、指定されたように書き込みます。
これをキチンと書いておき、そのページを開いて看護師さんに見えやすい場所に置いておくと、それを黙って書き写していってくれるのです。
「どうでした~?」って言われても、その記録を差し出し「こんな感じです」といえば、私がどんなウンチしたか、具体的に口頭で言わなくても看護師さんに伝わります。
つまらない「乙女の恥じらい」がまだ残っている私には、このシステムが本当にありがたかったです。
もちろんこれは、個人差があるでしょうね。
「どうでした~?」っていう看護師さんの問いに、臨場感あふれる描写たっぷりの説明を嬉々となさっている方も。
私はまだ、そこまで到達できておりません・・・。
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■目次
0)いぼ痔ねえさんから、ご挨拶
1)初めての自覚症状~入院するまで
2)入院のための持ち物
3)松島病院、大部屋ベッドサイド&コンセント事情
4)痔の手術後、どのくらい痛いの?
5)入院患者のミッション~大部屋でも恥ずかしくないワザ
6)松島病院、食事事情
7)松島病院トイレ事情~座浴でお尻パラダイス♪
8)松島病院、お風呂事情~やさしい気泡に包まれて♡
9)痔の手術後、いつからSEXしていいですか?