痔の手術後、どのくらい痛いの?
私は内痔核III度で、痔核根治手術、直腸粘膜脱形成術を受けました。
手術そのものは、当然麻酔をするので全く痛くないです。
腰椎麻酔&硬膜外麻酔の注射も、「チクっ」程度。
これが痛いという噂も聞いていたのでドキドキしましたが、麻酔科医さんの腕がいいのでしょうね。
「痛い」のカテゴリーに入らないくらいの痛さでした。
手術室に入った時は少し緊張しましたが、麻酔を入れてからはだんだん下半身の感覚がなくなり、何をされても感じないので恐怖心もなくなり、次第に緊張がほどけていきました。
手術中に「今消毒してますよ」、「今切ってますよ」、「今縫ってますよ」と、実況中継してくださり、「ほぅ、そうですか」などと相槌を打ちながら、手術が進みます。
最後に「これが切ったものですよ」と見せていただき、無事手術終了!
手術直後も、まだ麻酔が効いているから、全然痛くありません。
問題はその後です。
痔の手術後、どのくらい痛いのか?
切って間もない傷口をウンチが通過する、なんて、考えただけでも恐ろしい・・・。
そう、私が恐怖を感じていたのは、術後の痛み。
私が一番痛みを感じた日は、手術当日でも翌日でもなく、術後2日目。
この日、手術以来背中から注入し続けていた硬膜外への鎮痛剤が終了、背中の管を抜いてもらいました。
そのおかげで痛みをダイレクトに感じることに!
この日のみ、1日3回までとなっている痛み止め用のロキソニン、許可を取って4回服用させてもらいました。
ただ、痛さレベルとしては、七転八倒するほどの痛みではなかったです。
私の場合は、痔の手術後の痛みより、数年前にやった盲腸の手術後の痛みや、胆石の発作の痛みの方が、ずっと強かったです。
今回一番痛かった術後2日目の痛みも、ちょっと冷や汗が出る程度の痛さ。
痛みの感じ方は個人差がありますので、あくまでも一例としてご参考までに😉
手術後4日目までは、排便直後も痛かったです。
手術後のウンチはほぼ無形だったこともあり、私は排便真っ最中はそれほど痛みを感じませんでした。
ただし、その直後から「ジン、ジン、ジン」と痛みが始まります。
あぁ、通過したばかりのウンチが、傷口に沁みているんだなぁ、と実感。
そこで、フロートレイの出番です。
座浴で使用するフロートレイについては、こちらを見てみてくださいね。
このフロートレイで座浴をしても、どうにも痛さが収まらなかったら、次はロキソニンの出番です。
手術後1日目にまとまった数のロキソニンをもらい、自分で管理することになります(人によっては看護師さんが管理する場合もあり)。
1日3回までの服用は、一定の時間さえ空ければ無許可でOKでした。
4回目を服用したい場合は、看護師さんに聞けばたいていOKしてもらえるようです。
ただし、必ず許可を取ってから。
4回目を無断で服用した同室の方は、看護師さんに厳重注意されていたので、
痛くても面倒くさがらずに、きちんとお伺いをたてましょう。
松島病院では、痛みをガマンしなくていい、という方針。
「痛いのを我慢してもキズが早く治るというわけでもない。痛かったら無理にガマンしないで、言ってくださいね」と、複数の看護師さんが何度も言ってくださいました。
私の場合はロキソニンがとても効いたので、「つらかったら飲めばいい」と、わりと気楽に構えていられました。
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■目次
0)いぼ痔ねえさんから、ご挨拶
1)初めての自覚症状~入院するまで
2)入院のための持ち物
3)松島病院、大部屋ベッドサイド&コンセント事情
4)痔の手術後、どのくらい痛いの?
5)入院患者のミッション~大部屋でも恥ずかしくないワザ
6)松島病院、食事事情
7)松島病院トイレ事情~座浴でお尻パラダイス♪
8)松島病院、お風呂事情~やさしい気泡に包まれて♡
9)痔の手術後、いつからSEXしていいですか?
入院患者のミッション~大部屋でも恥ずかしくないワザ
痔の手術後、入院患者の最大のミッションは、
ハイクオリティのウンチを出すこと!
これに尽きます。
ウンチの太さも柔らかさも、具体的に指定されます。
その良質なウンチを製造するため、食物繊維たっぷりの食事が提供されます。
そして毎日数回、ウンチのクオリティ、量、回数、痛みのレベル、水分摂取量を、
朝昼晩まわってくる看護師さんに、報告しなくてはなりません。
でも、私がいたのは5人の大部屋。
カーテンで遮られているとはいえ、声が筒抜けの病室で、
「今日はウンチ5回しました。
カタチをとどめているのが2回と、
下痢っぽいのが3回出ました。
量は、両手ですくえるくらい」。
とか、言えますか?
私にはムリムリ、そんなのハードルが高過ぎました。
松島病院では、入院初日にパンフレットをもらいます。
入院、手術、その後の経過や過ごし方、注意事項等についてとても分かりやすく書かれているものです。
そのパンフレットの最後のページに自己チェック表があります。
便の量&硬さ、痛みの強さが、それぞれレベル分けされ、どのように書き込めばいいか分かるようになっており、そのレベルと自分のウンチや痛みの状態を照らし合わせ、指定されたように書き込みます。
これをキチンと書いておき、そのページを開いて看護師さんに見えやすい場所に置いておくと、それを黙って書き写していってくれるのです。
「どうでした~?」って言われても、その記録を差し出し「こんな感じです」といえば、私がどんなウンチしたか、具体的に口頭で言わなくても看護師さんに伝わります。
つまらない「乙女の恥じらい」がまだ残っている私には、このシステムが本当にありがたかったです。
もちろんこれは、個人差があるでしょうね。
「どうでした~?」っていう看護師さんの問いに、臨場感あふれる描写たっぷりの説明を嬉々となさっている方も。
私はまだ、そこまで到達できておりません・・・。
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■目次
0)いぼ痔ねえさんから、ご挨拶
1)初めての自覚症状~入院するまで
2)入院のための持ち物
3)松島病院、大部屋ベッドサイド&コンセント事情
4)痔の手術後、どのくらい痛いの?
5)入院患者のミッション~大部屋でも恥ずかしくないワザ
6)松島病院、食事事情
7)松島病院トイレ事情~座浴でお尻パラダイス♪
8)松島病院、お風呂事情~やさしい気泡に包まれて♡
9)痔の手術後、いつからSEXしていいですか?
松島病院、食事事情
松島病院に入院中、食事時間がいつもとても楽しみでした。
ごはんがおいしく、ヘルシー。
松島病院では、手術後の傷口の回復のために、毎日おいしくて食物繊維たっぷりの食事を提供しています。
傷口を早く治すためには、ハイクオリティのウンチをすることが大切。
当然、そのモトになるものですから、力を入れているポイントなのですね。
ひじきたっぷりだったり、デザートも寒天だったり。
この魚も、れんこんもおいしかったなぁ。
なんといっても退院前夜の祝膳は、「いやぁ、めでたい!!」って気分を盛り上げてくれます。
そして、名物どら焼きも!
祝膳と一緒に載せられていた「退院おめでとうございます」と印刷されたパンフレットには、退院後の食生活のポイント、食物繊維を多く取る工夫の仕方なども書かれています。
ただし、日常生活に戻ってから、松島病院レベルで食物繊維を取り続けるのはなかなか困難でしょう。
私は退院に際して、「困ったら、とりあえずワカメを取り入れてみてください。ワカメなら、ある程度どんなお料理にも簡単に入れられるでしょう」とアドヴァイスをいただきました。
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■目次
0)いぼ痔ねえさんから、ご挨拶
1)初めての自覚症状~入院するまで
2)入院のための持ち物
3)松島病院、大部屋ベッドサイド&コンセント事情
4)痔の手術後、どのくらい痛いの?
5)入院患者のミッション~大部屋でも恥ずかしくないワザ
6)松島病院、食事事情
7)松島病院トイレ事情~座浴でお尻パラダイス♪
8)松島病院、お風呂事情~やさしい気泡に包まれて♡
9)痔の手術後、いつからSEXしていいですか?
松島病院トイレ事情~座浴でお尻パラダイス♪
私が入院したのは、病室差額料金ナシの大部屋。
松島病院での大部屋は、5人です。
そして各部屋に必ずトイレがついているのも、肛門専門病院ならでは。
ただし5人もいるとなると、部屋のトイレはいつも空いているとは限りません。
検査もしくは手術前に下剤を飲んだため、お籠り中の方もいれば、
フロートレイ(術後のおしりを洗う&温める容器)使用中で、時間がかかっていたり・・・。
でも、心配ご無用!
部屋の外の廊下にも、トイレがあります。
私自身は、部屋のトイレよりも、廊下のトイレの方を愛用していました。
同室はご年配のおばあさんが多かったので、待たせちゃ悪い気がしたのもあり、
廊下のトイレの方がマイペースで落ち着いた気分でできた、というのがその理由。
松島病院のトイレは、いつもとても清潔✨
やはり、みんなが微妙な状態のウンチを次々納めていく場所なので、病院側もかなりの配慮しているのでしょう。
換気扇はいつもガンガン回っていて、臭いナシ。
「トイレの清掃入ります!」という声とともに、一日に何度か掃除してくださっていました。
上述の、座浴をするためのフロートレイは、こちらです。
コレを便器にはめて、お湯を入れて(松島病院のトイレには、フロートレイに簡単にお湯を入れられる蛇口アリ)、使用します。
これが気持ちいいのなんのって。
特に術後4日目までは排便後の痛みが辛かったのですが、痛みの最中に使用すると・・・。
あら不思議!
さっきまでの痛みがひいていき、おしりだけ「いい湯だな、ハハハン♪」ワールドへ。
頭の中で、ドリフのビバノン音頭がループします。
術後のお尻を清潔に保ち、血行をよくするというフロートレイ、バンザイ\(^o^)/
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■目次
0)いぼ痔ねえさんから、ご挨拶
1)初めての自覚症状~入院するまで
2)入院のための持ち物
3)松島病院、大部屋ベッドサイド&コンセント事情
4)痔の手術後、どのくらい痛いの?
5)入院患者のミッション~大部屋でも恥ずかしくないワザ
6)松島病院、食事事情
7)松島病院トイレ事情~座浴でお尻パラダイス♪
8)松島病院、お風呂事情~やさしい気泡に包まれて♡
9)痔の手術後、いつからSEXしていいですか?
松島病院、お風呂事情~やさしい気泡に包まれて♡
入院中のお風呂タイムは、私にとって至福のひとときでした。
松島病院のお風呂の底には、気泡マットが設置されています。
この泡が、手術後のおしりを優しく優しく癒してくれるのです。
私は手術後2日目にシャワーの許可が、3日目にはついにお風呂の許可が出ました。
自分の病床から、わくわくしながら3Fのお風呂へGO!
こちらは入院中のお風呂セット。
普段スポーツジムのお風呂に行く時のセットを、そのまま入院中も使用していました。
お風呂場に行ったら、まずは係りの方に名前と病室番号を伝えます。
そして、順番待ち。
順番待ちをする椅子は、座っても患部に痛みを感じない構造になっています。
さすが!
浴室待合コーナーは、男性も女性も一緒に待っています。
それが気になる方は、ある程度男性に見られても大丈夫な状態で、お風呂に行くことをおススメします。
合計12室の個室、係りの方がテキパキお掃除をして、順番待ちをしている患者さんを呼びます。
各個室に入ると、脱衣所があり、その奥にお風呂場があります。
お風呂場にはトイレもついていて、急にもよおしても大丈夫!
術後2日目、3日目あたりは、まだまだおなかの具合が不安定ですからね。
さて、気泡マットから泡がプクプク出ているお風呂です♨
手術したばかりのおしりにお風呂で泡を浴びせるなんて、痛くないのか不安になるところですが、これが気持ちいい!
「もうずーっとこのままでいたい」と思うほど、痛みがひいて心地よいのです。
私は許可が出た3日目以降は、毎日お風呂に入っていました。
お風呂から出ると、浴室待合コーナーの右端、左端の両方に洗面台があり、ドライヤー、綿棒、ティッシュが設置されています。
そこで髪を乾かし、お肌を整え、ほっと一息。
松島病院では、入浴も治療の一環という考え方。
おしりも心も、極楽気分になれる入浴タイムでした。
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■目次
0)いぼ痔ねえさんから、ご挨拶
1)初めての自覚症状~入院するまで
2)入院のための持ち物
3)松島病院、大部屋ベッドサイド&コンセント事情
4)痔の手術後、どのくらい痛いの?
5)入院患者のミッション~大部屋でも恥ずかしくないワザ
6)松島病院、食事事情
7)松島病院トイレ事情~座浴でお尻パラダイス♪
8)松島病院、お風呂事情~やさしい気泡に包まれて♡
9)痔の手術後、いつからSEXしていいですか?
痔の手術後、いつからSEXしていいですか?
内痔核III度で松島病院に10泊11日入院していた私、いよいよ待ちに待った退院の日がやってきました。
退院診察で、お医者さんに聞きたいことがありました。
質問事項は2つ。
1、来週からプール通いを再開してもいいか。
2、いつから彼氏とエッチをしていいか。
一昔前本屋さんでエロ本を購入する際、別の雑誌を上に載せてレジに持っていった男性諸君も多いと思いますが、質問1はその「別の雑誌」の存在と同等と考えていただいてOKです(笑)。
さて、退院診察のために診察室へ入ると、総院長先生がどーんとお出ましに。
院内のあちこちに貼ってある記事等で拝見しているご尊顔、直に見るのは初めて。
私は、ウンチの様子を看護師さんに日々報告するのも、口頭では抵抗があったほど。
ましてや、彼氏とのエッチ解禁日をよりによって総院長先生に質問するなんて。
うーむ、勇気がいる。
しかし、タンポン入れた時にあんな衝撃があったし(こちらの記事参照)、
彼氏のソレは、タンポンより何倍も大きいし。
素人判断するのは、よくないかもしれない。
でも、なんて言ったらいいんだろう?
「エッチしていいですか?」ってのも。
「性交していいですか?」ってのも。
どのように質問するのが、大人としてふさわしいものか・・・。
頭の中でぐるぐる思い迷っている中、無事退院診察が終了。
「はい、これで退院して良いでしょう」と、総院長先生が立ち上がろうとした瞬間、私の口はもう、「質問が2点あるのですが、いいですか?」と言っていました。
「いいですよ、どうぞ」と、総院長先生。
質問1は和やかに終了し、「もう一つは?」と、にこやかに促してくださいます。
もう迷っている暇はありません。
こんなお忙しい人を捕まえて、自分の恥じらいのために時間を使い過ぎてはいけない。
「言いにくいんですが・・・」と、私。
身を乗り出す、総院長先生。
私、心の中で「えいっ!」と気合が入り、
「いつからセックスしていいですか」?
勇気をふり絞ってから言ったせいか、逡巡していたわりには、かなりストレートでキッパリとした口調になりました(笑)。
さすが総院長先生、質問を聞いた途端一度座り直し、じっくりとお話ししてくださいました。
その辺の構造について、そして手術後の傷と「お隣さんの穴」との関係について、どう考えてどう判断していったらいいのか、懇切丁寧に教えてくださいました。
総院長先生、本当にありがとうございます。
何か誤解があって病院に迷惑がかかるといけないので、ここでは説明の詳細は省きます。
要は、硬くて太いウンチと彼氏のアレを、同様と考えてみること。
どちらも、手術後の傷口がかなり圧迫される事柄なのですね。
「この辺を目安に考えてください」と、手術後3週間後ピッタリの日にちを解禁日として指定してくださいました。
それを彼氏くんに報告すると、思慮深い彼は一言。
「うん、ウンチは一回通過するだけだけれど、アレは何度も往復するからね。しばらくは大事にしようね」と、待つ姿勢を見せてくれました。
解禁日はお祝いだね㊗
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0)いぼ痔ねえさんから、ご挨拶
1)初めての自覚症状~入院するまで
2)入院のための持ち物
3)松島病院、大部屋ベッドサイド&コンセント事情
4)痔の手術後、どのくらい痛いの?
5)入院患者のミッション~大部屋でも恥ずかしくないワザ
6)松島病院、食事事情
7)松島病院トイレ事情~座浴でお尻パラダイス♪
8)松島病院、お風呂事情~やさしい気泡に包まれて♡
9)痔の手術後、いつからSEXしていいですか?